【北陸新幹線】金沢から大阪(京都)までの割引きっぷをまとめてみた。【2024年7月現在】

北陸新幹線が敦賀まで延伸され、時間は短縮されましたが、きっぷが高くなってしまいました。

そこで、今回はできる限り安く金沢から大阪まで(あるいは逆方向)を移動できる割引きっぷまとめてみました。

正直JRのサイト見づらいし、まとめたものを自分でも確認したいなと思ったので備忘録として記事に起こします。

通常の切符の値段

まずは通常の切符の値段です。

以下のような値段になります。大阪までほぼ1万円になったのはびっくり。

区間運賃特急料金合計
金沢ー京都3,740円3,780円7,520円
金沢ー大阪4,840円4,370円9,210円
どちらとも指定席を取った場合

2024年3月のダイヤ改正前では、新幹線から在来線特急列車に乗り換えた場合、

在来線特急の特急料金が半額になるという乗継割引がありました。

しかしながら、この乗継割引が廃止され高くなってしまいました。

なので割引を駆使し少しでも安く乗ろうというぜ!ということです。

販売されている割引きっぷの種類

JR西日本では以下の割引きっぷを販売しています。

  • eきっぷ
  • WEB早特7・14
  • 北陸乗継チケットレス
  • EX早特11+EX乗継きっぷ(米原経由ルート)
  • 番外編:WESTERポイント特典きっぷ

それぞれ適した使い方やメリット・デメリットがあるのでご紹介します!

eきっぷ

eきっぷは主に指定席座席を少し安く乗れるきっぷで、J-WESTカード保持者限定のきっぷになります。

特急券のみになるため、乗車券は別途購入2が必要です。

また、一部在来線区間では交通系ICカードを乗車券としても利用可です!

グリーン車とグランクラスでも設定されてよりちょっとだけ安く乗ることができます。

メリット

  • きっぷ発券前でかつ該当列車が発車前であれば何度でも変更が可能
  • 乗車券は別部分になるため分割乗車券や、学割、往復割引が適用可能になり、柔軟な乗車券の購入ができる。
  • 早割が設定されていない区間では株主優待券を除きこのきっぷが最安値
  • グリーン車とグランクラスがちょっとだけ安く乗れる

デメリット

  • 割引率があまり良くない
  • J-WESTカード保持者限定になるため、カードを作る敷居が高い

料金

区間乗車券特急料金合計割引額
金沢ー京都市内3,740円3,310円6,780円740円
金沢ー大阪市内4,840円3,900円8,740円470円
乗車券は割引なし。どちらとも指定席を取った場合。
出典:【e5489専用】【J-WESTカード会員専用】eきっぷ

WEB早特7・WEB早特14

WEB早特7・WEB早特14は文字通り予定乗車日の7日前、14日前に予約すると割引されるきっぷです。

乗車券と特急券がセットになったきっぷで、特に大阪金沢最短ルートではこのWEB早特14が最安値になります。

また、最安値のため競争率が激しく数に限りがあるきっぷになるので予約開始からすぐ取ることをおすすめします。

メリット

  • WEB早特14に関しては最短ルート場合で最安になるため一番オトク。
  • 乗車券と特急券がセットなので、何も考えずに予約することが可能。
  • 乗車券部分が都区市内3になるため、同一きっぷで利用可能で市内の遠いところだと多分これが安い。

デメリット

  • 数量限定のきっぷでかつ一番最短ルート最安値なため、場合によっては争奪戦が激しい。
  • 一度予約を行ってしまうと、切符の変更が原則できない。
  • 乗り遅れた際にきっぷが乗車券と特急券ともに無効になってしまう。

料金

区間運賃
(乗車券と特急券がセット)
割引額
金沢ー京都市内(WEB早特7)6,940円580円
金沢ー京都市内(WEB早特14)6,550円970円
金沢ー大阪市内(WEB早特7)8,460円750円
金沢ー大阪市内(WEB早特14)7,980円1,230円
乗車券と特急券がセットになっている。指定席のみ
出典:WEB早特7 WEB早特14

北陸乗継チケットレス

北陸チケットレスは新幹線eチケットチケットレス特急券を組み合わせた商品です。

一見一番安く見えますが、サンダーバードの区間はICカードの運賃で乗る必要があります。

なので在来線区間は別途ICカードでのチャージが必要になります。

また、J-WESTカード保持者と未保持者で予約できる値段が異なることに注意が必要です。

メリット

  • あらかじめ交通系ICカードを登録すると、完全チケットレスで乗車することが可能できっぷ発券の手間がない。
  • J-WESTカードを持っていると更に安く乗ることができる。
  • 列車発車予定時刻の4分前まで予約できるため、直前で必要になった場合に便利。

デメリット

  • 別途ICカードに在来線区間の運賃をチャージする手間がある
  • J-WESTカードを持ってないと割引額が正直しょぼい。

J-WESTカードなしの料金

区間運賃
(新幹線eチケット+チケットレス特急券)
ICチャージ必要額
(在来線区間運賃)
合計割引額
金沢ー京都市内6,010円1,690円7,700円180円
金沢ー大阪市内6,860円2,310円9,170円40円
出典:【e5489専用】北陸乗継チケットレス(北陸新幹線+サンダーバード)

J-WESTカードありの料金

区間運賃
(新幹線eチケット+チケットレス特急券)
ICチャージ必要額
(在来線区間運賃)
合計割引額
金沢ー京都市内5,340円1,690円7,030円490円
金沢ー大阪市内6,190円2,310円8,500円710円
出典:【e5489専用】【J-WESTカード会員専用】e北陸乗継チケットレス(北陸新幹線+サンダーバード)

EX早特1+EX乗継きっぷ

EX予約を使用したときに使えるEX限定の乗継きっぷというものがあります。

このきっぷはEX予約で発着に米原があると購入することができるきっぷになります。

また、2024年3月のダイヤ改正からEX予約の方で新たにEX早特1というきっぷができました。

このEX早特1は自由席を乗車日7日前〜1日前までに予約する事ができるきっぷで、

割引額がとにかく大きく、実は米原経由のルートのほうが最安値で移動できます。

ちなみに、各駅タイプのつるぎ号とサンダーバードの便と比較して、所要時間がほとんど変わりません。

遠回りで乗換回数が多くてもいいからとにかく安く抑えたい!っていう人におすすめです。

ちなみに、米原敦賀間は500円で移動できます(まじで意味不明)

湖西線ルート、米原ルートの所要時間の比較

Yahoo乗換案内のアプリで検索した結果になります。

乗換時間が短いため、歩く速度を急いでにすると表示されます。

金沢から京都まで
区間種別所要時間
金沢ー京都つるぎ(最速タイプ)+サンダーバード(湖西線ルート)1時間45分
金沢ー京都つるぎ(各駅タイプ)+サンダーバード(湖西線ルート)2時間5分
金沢ー京都つるぎ(各駅タイプ)+しらさぎ(米原ルート)+ひかり2時間7分
※乗り換え時間を含む。しらさぎは各駅タイプのつるぎ号しか接続していません。

また、逆方向になると少し所要時間が変わります。

区間種別所要時間
京都ー金沢こだま+しらさぎ(米原ルート)+つるぎ(各駅タイプ)2時間31分
便によっては接続時間が変動します。
金沢から大阪まで
区間種別所要時間
金沢ー大阪つるぎ(最速タイプ)+サンダーバード(湖西線ルート)2時間12分
金沢ー大阪つるぎ(各駅タイプ)+サンダーバード(湖西線ルート)2時間31分
金沢ー大阪つるぎ(各駅タイプ)+しらさぎ+ひかり+京都線2時間33分
(新大阪までは2時間23分)
※乗り換え時間を含む。しらさぎは各駅タイプのつるぎ号しか接続していません。

こちらも逆方向になると所要時間が変わります。

区間種別所要時間
大阪ー金沢京都線+こだま+しらさぎ(米原ルート)+つるぎ(各駅タイプ)2時間55分
便によっては接続時間が変動します。

メリット

  • 遠回りなのに一番安く移動ができる。
  • J-WESTカード保持関係なしに予約ができる
  • 北陸の乗継区間は発券前であれば何度でも変更が可能。
  • 東海道新幹線エリアはそもそも自由席なのでどれ乗ってもOK

デメリット

  • 大阪駅へ行くのに乗り換えが3回発生する(新大阪までなら2回)
  • EX早特1は繁忙期は設定除外にされているため場合によってはWEB早特14が最安になる。
  • 特定の都区市内駅を発着する場合の特例が適用されないため、場合によっては運賃が高くなる可能性がある。
  • 予約サービスが分離しておりEX予約で東海道新幹線を予約した後、専用ページからe5489へ飛び予約する必要がある
  • 基本的にひかり号と接続し、どちらかが遅れた場合しらさぎ号は待ってくれるがひかり号は待ってくれない
  • 米原→大阪は接続時間が短くスムーズだが大阪→米原は接続時間が少し微妙。
  • JR西日本エリアで発券する必要がある。米原駅で発券する場合接続に余裕を持ったほうがいい。

料金

区間金沢から米原までの運賃
(乗車券と特急券がセット)
米原から終着駅までの運賃
(乗車券と特急券がセット)
合計割引額
(在来線換算)
割引額
(米原ルート換算)
金沢ー京都4,640円1,720円6,360円1,160円1,950円
金沢ー新大阪4,640円2,520円7,160円2,050円3,790円
米原までは指定席、東海道新幹線区間は自由席
出典:EX早特1 【e5489専用】[EXサービス限定]乗継きっぷ

番外編:WESTERポイント特典きっぷ

WESTERポイントを利用して乗ることができるWESTERポイント特典きっぷをご紹介します。

このきっぷは通常運賃の半額相当のポイントを使ってきっぷをもらうことができるというものです。

前日までの予約が必要ですが、数に限りはなく予約可能。

まぁでもe5489ヘビーユーザーじゃない限りそうそう使えるきっぷではないので参考までに…。

区間運賃特急料金合計使用するポイント数4
金沢ー京都3,740円3,780円7,520円3,860P
金沢ー大阪4,840円4,370円9,210円4,700P
出典:【e5489専用】WESTERポイント特典きっぷ(2024年3月16日以降利用開始分)

料金のまとめ

まとめると以下のようになります。

区間通常
料金
eきっぷWEB
早特7
WEB
早特14
北陸乗継
チケットレス
(カードなし)
北陸乗継
チケットレス
(カードあり)
EX早特1+
乗継きっぷ
金沢ー京都7,520円6,780円6,940円6,550円7,700円7,030円6,360円
金沢ー大阪9,210円8,740円8,460円7,980円9,170円8,500円7,160円
(新大阪まで)

遠回りしてるのになぜか米原経由のほうが最安というわけのわからないことになりました…。

EX早特1+乗継きっぷは新大阪駅までの乗車となるので、大阪駅まで行く際はもう一回初乗り運賃と乗り換えが必要になります。

また、USJ(ユニバーサルシティ駅)を直で行く場合は乗換回数が最大5回5になります。

おもろいですね。

割引きっぷはどうやって購入するの?実際に予約してみよう!

割引きっぷはJR西日本のWEB予約サービスe5489を使用して行います。

会員登録が必要なので、会員登録をし利用してください。

また、EX予約はJR東海が運営する予約サービスで別途会員登録をする必要があります。

実際に予約してみましょう。

eきっぷ、WEB早特7、WEB早特14の予約方法

1.e5489にログインし新規予約を選択

2.北陸新幹線・北陸線を選択し、【出発駅】、【到着駅】、【日付】、【出発または到着時間】を入力し検索

3,検索結果に色んなきっぷが出てくるので使いたいきっぷを選択します。

×になってたり選択できない様になっていたら、予約が埋まっているという状態です。

4.人数を入力し、指定席の位置を指定したら、乗車券の有無を選択し次へを選択。

一部のきっぷは乗車券特急券セット販売になっているため、その場合は選択不要です。

5.最終確認画面で列車時間、経路を確認し、決済クレジットカードを選択して、決済を行ったら、完了です。

決済後登録したメールアドレスに確認メールが来るので確認しましょう。

北陸乗継チケットレスの場合

1.北陸乗継チケットレスは前述の2番の項目を”北陸乗継チケットレス”に変更して予約します。

2.指定席しか選択できませんが、丸になっているところを選択して、”選択する(新規予約)”を選択。

3.この値段で販売するよ~って画面が出てくるので”選択”を選択

4.きっぷについての注意事項が表示されるので”了承のうえ、次に進む”を選択

後は同様に指定座席を選択し決済して完了です。

EX早特1+乗継きっぷの予約方法

実際の画面をもって紹介したかったのですが、予約を行わないと画面に残せないためご紹介のみになります。

米原駅が発着のEX予約で切符の予約をしたあと、EX旅先予約で乗継きっぷの購入画面へ飛びます。

詳しくは以下の乗継きっぷの項目をご参照ください。

EX旅先予約│e5489ご利用ガイド:JRおでかけネット
e5489とは山陽・九州新幹線(新大阪~鹿児島中央)・北陸新幹線(金沢~東京)とJR西日本・JR四国・JR九州エリアの特急列車(一部快速列車含む)を便利におトクに利用できる会員制ネット予約サービスです。(JR東海・JR東日本(一部エリア)の...

まとめ

いかがでしたでしょうか。

それぞれの割引きっぷにメリット・デメリットがあるので、

双方の良し悪しを考えつつ、お得に移動をしましょう!

私はしばらくは米原ルートで大阪へ行こうかなと思ってますw

ではでは。

  1. EX早特1はJR東海が販売しています。 ↩︎
  2. e5489の予約画面で片道乗車券、往復乗車券、乗車券なしの選択が可能で同時に購入することができます。 ↩︎
  3. 特定の都区市内駅を発着する場合の特例が適用され、大阪市内・京都市内で同じ運賃でどこでも下車ができる ↩︎
  4. 特急料金が閑散期・繁忙期で変わるため使用するポイント数も変動します。 ↩︎
  5. 北陸新幹線→北陸線→東海道新幹線→京都線→大阪環状線→(直通しない場合ゆめ咲線) ↩︎

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